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鉱山・秘湯愛好家。東京の東側でairbnbホストやってます。

グラミン銀行のインターンに参加してきました。

      2015/07/07

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2006年にムハマド・ユヌス総裁がノーベル平和賞をとったことでも有名な、バングラデシュのグラミン銀行に2週間ほどお世話になってきた。
いろいろと思うことはあるので、少しずつ書いていきます。

 

グラミン本部
↑家のロゴのマークのビル、これがグラミン銀行本部。同じビルに関連会社もたくさん入ってます。

グラミン銀行HPを見てみると、訪問するのにいつくかのタイプがあるのがわかる。
おそらく、ほとんどの人はInternshipかExposure Visitになると思われます。
・Internship:学生限定。そのため、1ヶ月までならファシリテーションフィーは30ドルと格安。
・Exposure Visit:学生以外の人は基本こちらのタイプでの訪問になる。ファシリテーションフィーは1日あたり20ドル。

私はもう学生じゃないので、Exposure Visitで2週間訪問しました。
だからほんとはインターンではないのだけど、エクスポージャービジットって書いてもピンとくる人いないので、あえてタイトルではインターンと書いてます。

■いくらかかるの?
上記のファシリテーションフィー以外に、宿代と交通費、村での通訳費が別途かかります。
・宿代:おそらく訪問者のほとんどが、グラミン銀行本部から徒歩10分のGrand Prince Hotelを紹介されます。グラミン訪問者は特別レートが適用になり、1日1泊朝食付きで17ドル(wifi込み)か、12ドル(wifiなし)の2タイプ。私は最初だけ17ドルの部屋に泊まり、翌日から12ドルの部屋に移りました。
・交通費:これはグラミン関連会社にどれだけ訪問するかで変わってくるので、なんとも言えません。ダッカ市内⇔村の往復が4400タカで、あとは細々とかかりました。
・通訳:こちらも村に何泊するかによりますが、私は3泊4日で100ドルでした。
・ダッカ市内での食費:私は昼はだいたい300タカくらい、夜はお腹すいてないのでフルーツ3つ100タカくらいですませてました。ホテルの1階にスーパーがあるので便利です。
・村での食費:私は4日間の食事代が2000タカ程度かかりましたが、通訳さんによるとこの金額は過去のインターン生の中でもっとも少ない費用だそうです。

以下は必要な人のみ。
・SIMカード:私はSIMフリー携帯を持っていたので、現地でSIMカードを購入しました。SIMカード自体は350タカ、1GBまで使い放題のパッケージ350タカを選んだので、1000タカでおつりがきました。こちらの方がネット代が安くあがるし、ホテル以外でもネット使えるからGoogle Map見れて現在地がわかるし、2週間以上滞在する人は買うべし。
・充電器:サムスンの携帯の充電器を忘れたので現地で購入。200タカでした。
・サロワカミューズ:現地人ぽい服装の方がいいだろうということで、村に行ったときに購入。上下のみ、ストールなしで480タカでした。
サロワカミューズ
↑こんな感じ。村の人が採寸して作ってくれたので、なんとオーダーメードです!が、ピッタリすぎて苦しいわ><

■訪問形態の違いによる内容の差はあるのか?
参加してみてわかったけど、少なくともInternshipとExposure Visitの2つの内容に違いはありません。
期間が違えばそれだけ密度は変わるでしょうけど。
というのも、私は1人で申し込んだけど、ヘッドオフィスにいた1週間は、同時期のインターン生と一緒に講習を受けたので。
プログラムについて補足すると、最初の1週間はストライキにあたってしまい、予定変更せざるをえなかったものもあったのですが、代替スケジュールをかなり柔軟に組んでくれてなんとかほぼ予定していたものは消化できました。

■どんな人と一緒だったか?
私と同時期にグラミンに来ていた子は以下5名。
フランスからの大学生マリエとエルザ(entrepreneurship, human resource専攻)
アメリカからの大学生エミールとアンドリュー(どちらもbusiness administration専攻)
アメリカからの社会人マックス(もともとスイス系の銀行で働いてて、これからアメリカの大学院に入るらしい)
マックスだけ3週間のBasic Trainingコースで、他の4人はInternshipコースで参加してた。エミールは1ヶ月半、あとの3人は1ヶ月のInternshipコース。

エミールは母親がシンガポール人で父がアメリカ人。アメリカ育ちだけど母の血が強いのか、かなりオリエンタルな顔立ちをしている。そしてムスリム。もともと母親がムスリムで、イスラム教ではムスリム女性はムスリム男性としか結婚できないというルールがあるため、父親は結婚するためにイスラム教徒になったそう。

フレンチガールのマリエとエルザは、金髪美人で、2人とも超かわいいです。見てるだけでテンションあがります。そしてかなり勇敢。1ヶ月ごとに違う国に滞在し、そこで卒論の調査インタビューをしているらしいのだが、バングラデシュの前は南アフリカとジンバブエに滞在していたそう。
「危ないことはなかった?」と聞いたが、「基本的なことを気をつけていたから、大して危ないことはなかった」とのこと。南アはヨハネスブルグとケープタウンに滞在してたって言ってた。ヨハネスなんて危険なイメージしかないのに、よく無事だったね。

私、メディアの言説にまどわされているのかしら…。

 

彼らのおかげで、とても有意義な時間をすごせました。ありがとう!

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