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京セラ創業者の稲盛さんが語る、仕事を成し遂げる上で一番大切なこと

      2015/04/07

今、何か成し遂げたいことがある人には、手にとって損はない本かも。

稲盛和夫『生き方』を読んだ。

あの京セラとKDDIの創業者で、最近では破綻したJALの再建に取り組み、見事にV字回復を果たしたことでも注目されている稲盛さん。
その稲盛さんが人としての生き方をまとめた本ということで、出版自体は2004年にされたものですが、いまだに書店のビジネス書の棚に目立つように置かれているのをみると、時代がどんなに変わっても変わらない哲学がこの本に書かれているのだなと思う。

現時点の私が気になったポイントをピックアップ。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力(p.24)
→足し算ではなく、掛け算であることがポイント。
いくら能力があっても熱意がなければ何もなさないし、考え方が周囲に良い影響をもたらすものでなければ、逆にマイナスの結果をもたらしてしまう。
稲盛さん自身、この3つの要素の中でも「考え方」が最も大事だと言ってます。

人生は心に描いたとおりになる、強く思ったことが現象となって現れてくる(p.28)
→こういう類の言葉は、ビジネスで成功された方々は本当によく言われます。
ではどうやって思いを実現させるかというのが1章に書かれています。

願望を成就につなげるためには、並みに思ったのではダメです。「すさまじく思う」ことが大切。(中略)寝ても覚めても四六時中そのことを思いつづけ、考え抜く。(p.42)
最初は夢でしかなかったものがしだいに現実に近づき、やがて夢と現実の境目がなくなって、すでに実現したことであるかのように、その達成した状態、完成した形が頭の中に、あるいは目の前に克明に思い描けるようになるのです。(p.44-45)
→異常なまでに、とりつかれたように考えぬくこと。これで実現する、と。大抵の人はここまで考えられないから。

そんな、稲盛さんの思いの強さに関するエピソードが強烈すぎる。
万策尽き、セラミックスを焼く炉の前で茫然と立ちつくす技術担当者に、私は「神に祈ったのか」と尋ねました。(p.60-61)
→まだ小さな企業だった京セラがIBMから大量発注を受けたとき、恐ろしく高いレベルを要求されて困り果てたときの、稲盛さんの言葉。本当に力を尽くしてあとはもう祈るしかないレベルまで、仕事しつくすしているか。
結果、不可能と思えた開発に成功し、「手の切れる」ような製品を無事に納品できたそう。
この思いのレベル、すごすぎる。

継続と反復は違います。昨日と同じことを漫然とくり返すのではなく、今日よりは明日、明日よりは明後日と、少しずつでいいから、かならず改良や改善をつけ加えていくこと。(p.67)
→効率化を追求すること。これがあるかないかで、人の成長は大きく変わります。
本当に少しずつでも、続けられる人が実は一番強い。

どんなことをしても儲かればいいというのではなく、利を得るにも人間として正しい道を踏まなくてはならない(p.179)
→中国人がピンポン球みたいな、落としても割れない卵を作って販売してたという話を聞いたけど、そういうのは逮捕されてつかまるよって話ですね。その技術、使い方まちがってるよ!「考え方」を間違うとマイナスな結果をもたらす例。

人は仕事を通じて成長していくものです。(p.168)
→まじで、その通りだと思う。勉強よりも、何よりも、仕事が人を成長させる。

人間の思う力こそ、人の力の中で最もすばらしく、本当に現実に何かを作り上げられることもできる、おそろしいくらい強烈な力なのかも、と本を読んでて思いました。
何かを成し遂げたければ、とりつかれたくらいに「思う」ことから始めましょう。


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