海外トラブル – ヨルダンのタクシーがクズすぎる件
2014年にイスラエルとヨルダンを一人旅した時の話。
中東と言うと危険なイメージがあるかもしれないけど、私が訪れた2014年4月はまだ「イスラム国」がギャンスカ言ってなかったので(イスラム国の自称建国は2014年6月)、あのあたりの治安は比較的おちついていた頃でした。
ヨルダンは中東のひとつで、北部をシリア、西部をイスラエル、東部をサウジなんかと接しています。
私は下の地図にあるペトラ遺跡に行きたかったので、イスラエルの南側に位置するエイラットという町から陸路国境越えをしました。
エイラット(イスラエル)⇔アカバ(ヨルダン)の陸路国境越えは、国境が町から離れた場所にあるため、一番近くの町まで行きそこからタクシーしか方法がない。
イスラエルのエイラットからタクシーで国境まで行き、そこで国境を越えてまたタクシーで一番近くのヨルダンのアカバに行きます。
↑国境付近はこんな感じ。
イスラエルから国境を越えてヨルダンへ入ると、目立つところにアカバまでのタクシー代が表記されていた。
「11ディナール」と。(※1ディナール=約150円)
念のため国境にいた職員にも聞いたけど、やっぱり11ディナールだと言ってた。
よし、11ディナールね。
自分の手元に11ディナールピッタリあることも確認し(途上国だとおつりくれない問題が多発するため)、近くに待機していたタクシーをつかまえ、11ディナールでアカバまで行ってくれと伝えた。
ドライバーはOKだと言うので、その車に乗り込んだ。
すると、アカバまでだって言ってるのにペトラまで行くなら〇〇ディナールだと、いきなり車内で強引なセールスが始まった。
いや、ペトラまで行くなんて一言も言ってないし、タクシーなんかで行ったらとんでもない金額になるからバスで行くし。
アカバからペトラ行きのバスが出ていることは知っていたので、私はアカバまで行ければよかった。
だから「行かないよ、アカバでおろして」と伝えても、まったくこちらの話を聞かず、ペトラまでの金額を言って「OK?」と聞いてくるドライバー。
ヤベーやつにあたっちゃったわ。。。
話が通じない人を相手にするのは、本当に本当に疲れる。
「ペトラまで行くだろ」「いや行かないよ」の押し問答の不毛感といったら。疲労マックス。。。
数分の不毛なやり取りの末、諦めたのかそれまでのノロノロ運転からようやく真面目にスピードを出し始めたドライバー。
しかし、アカバに到着したとき、さらに問題発生。
車が停止したので11ディナール払って降りようとしたら、ドライバーがいきなり「15ディナールだ」と言い始めた。
はい???
いや、あんた11ディナールって言ったじゃん。だから乗ったんじゃん。
私はこういう輩には絶対払わないと決めているので、11ディナールしか払うつもりはなかった。なので断固拒否。
すると、突然に「4ディナールは友達のためだ」とか、もう本当に意味のわからないことを言い始めるわけです。
もうね、時間の無駄。
これは金額の問題じゃないの。たかが4ディナール=600円のことだけど、一度合意したものを反故にするのはビジネスでは最低の行為。というか人としてどうなのって思う。ただの嘘つきじゃん。ゴネたら払うとでも思ってるのだろうか。
こういうやつらには徹底抗戦です。こちらの主張は一切曲げない。だって1回合意してるんだもん。
また数分間の押し問答の末、ついにドライバーが折れて扉を開けてくれたので11ディナールだけ払って車を降りた。
※イスラエル側でもタクシーに何度か乗ったけど、一度合意した金額以上を請求してきたドライバーはゼロだった。後で金額をゴネたところで時間の無駄だとわかってる最低限の知識のある人たちなんだと思う。
つくづく思う。こういうふざけた商売してるから、あんたらの国は経済発展しないんだよ。