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バンドTシャツを着るには資格が必要?

      2015/07/07

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少し前に読んだこの記事。

ロックTシャツとかしこいインディ

ライブに足を運ぶ回数に比例して、増え続けるバンドTシャツ。これをどうするかは音楽ファンには大きな問題です。

最近は本当に見たいライブしか行かなくなったのでバンTを買うこともほぼないんだけど、それでも家に50枚以上あるTシャツ。さっきの記事に普段バンTを着るということについて書いてあったので、私も一緒に考えてみた。

バンドTシャツ
↑こちらは寝巻きとして申し分ないサイズのLess Than JakeのTシャツ。

 

ロックTを着るには資格がいる、と考えるのがオールドスクールなロックファンというもので、基本ロックTはライヴ会場で買ったものを着るというのが原則だ。

●どこでバンドTシャツを買うか?
私の場合、所有してるバンドTシャツの90%以上がライブ会場で買ったものだ。バンドTシャツをライブ会場以外で買うという選択はほぼない。その理由は、自分の中では「バンT=ライブのお土産」だから。このTシャツ見たら行ったライブのことを思い出す、みたいな存在。だから、ライブ会場で買うのが自然。お土産ってどこかに行くときに買うじゃないですか?だから、逆にライブも行ってないのに、お土産(バンT)を購入するというのは私の感覚にはあまり合わない。ほんとに見たいバンドでデザインも好きで、でもライブが見れないというときだけ。私がTシャツを持っていてライブを見たことがないのはBlack Flagだけだ。

●バンTの派生系、フェスのTシャツは?
私は、フェスのTシャツ(後ろに出演者がのってるようなやつ)は基本的には買わない。フジロック6回くらい、サマソニも何回か行ったし、ロッキンジャパンもライジングサンもその他小規模なフェスもいくつか行ったことあるけど、私はあくまでライブを見にきてるのであってフェスに参加してわーいって感じではない。だからフェスのTシャツは買わない。かわりに出演バンドのTシャツをそれぞれ買う。

ライブも見ないでそのバンドのTシャツを着るなんて言語道断、ファンの風上にも置けない。

●ライブを見ずにバンTを着ていいか?
これは「あり」。音楽を好きになるのって、誰でも最初はミーハー心からな気がする。「なんとなくかっこいい」とか「憧れの先輩が聴いてるから聴いてみた」とか、最初の動機はそんなもんです。だから、なんとなくTシャツがかっこよかったから着る、というのがあっても全然いい。そこからそのバンドのファンになるかもしれないじゃん。いろんな可能性があっていいし、じゃないと、音楽業界沈むよ。

ライヴに行くときは、前回のツアーのものを着て出かけるのが真に正しいありよう、これぞ忠誠心の証、と、ぼくなんかはわりと本気で思っている。

これは、正直どうでもいい。だって、じゃあ初めて見にきたファンはどうするの?って話です。ここまで排他的だとバンドが縮小してくだけ。

だから、メタリカ、とか、ジューダスプリースト、とか、デカデカと書かれたTシャツを着た女の子を見ると、「ねえ、聴いたことあんの?」と、いらぬおせっかいで聞いてみたくなる。

●メタルのTシャツについて
少し補足したいのですが、メタルのアートワークは基本ダサいので、あまりファッションとして普段着使いしている人はいないと思う。メタルのTシャツはその衝撃的なダサさゆえに目立つため、着ている人が目立つだけで、着用率で言えばきっとパンク系Tシャツを着てる人のほうが何倍もいると思う。Nirvanaとか、Ramonesとか。

 

ということで、バンTを着るには資格が必要かという問いには、その音楽だろうがメンバーだろうがアートワークだろうが、好きであればなんでもいいというのが私の意見です。Tシャツのデザインが好きで着てるのなら、そのバンドのアートワークが好きってことでしょ。それもそのバンドの立派なファンじゃん。

と、このように自分の意見を書いたけど、これを他人に強要する気はさらさらない。人は人、自分は自分。”Mind your own business”です。

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