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予約がとりづらいことで有名な桂離宮に行ってきた!

      2015/04/11

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桂離宮

京都には予約しないと拝観できないお寺がいくつかあります。
宮内庁の管轄のものと、西芳寺(苔寺)です。
なかでも桂離宮は参観予約のとりづらいことで有名です。

京都には10回以上行っているけど、予約が取れずに入れなかった桂離宮。
この数年、ずーーーっと行きたいと思っていましたが、2015年3月についに行くことができました。

■予約がとりづらい理由
理由1.そもそも人気
アメリカの日本庭園雑誌”The Journal of Japanese Gardening”が毎年発表している素晴らしい日本庭園のランキングにて、桂離宮は2位にランキングされています。ちなみに1位は12年連続で島根の足立美術館。
こういったランキングも、参観者が殺到する理由のひとつでしょう。

理由2.予約システムが面倒
桂離宮の拝観予約方法はwebか葉書の2種類。
web予約が主流のいまどき、web枠が激少ない。
予約がオープンになった瞬間に、web枠は埋まってしまいます。

理由3.日曜が参観休止
よって、会社勤めの人は土曜しかチャンスがなくなります。
そのため、土曜は常に予約で埋まってしまいます。

■桂離宮の参観予約を取る裏技
webで×がついている日でも、京都御所内にある宮内庁の事務所に直接行って予約ができる場合があります。
まずは下記番号に電話し、希望の参観日に空きがあるか確認しましょう。
※事務所予約の場合、希望日の前日までに予約が必要です。

宮内庁 京都事務所
TEL:075-211-1215
営業時間:8:45-17:00

※予約者も参観者であることが条件。
※同行者も氏名、郵便番号、住所、年齢の情報が必要。
(でも、当日の入場の際にID確認されることはありませんでした。)

私は京都に先乗りしている知人にお願いし、上記の方法で予約を取ってもらいました。

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参観当日、ビミョーに離れた場所にある桂離宮に、朝8時すぎに到着。
私が予約した参観時間は9時スタートで、集合時間は20分前の8時40分。
それまで少し時間があるが、周囲には何もない。
近くに唯一あった和菓子屋「中村軒」へ入り、無理を言って中で食事させてもらった。

中村軒の麦代餅
↑バス停の真正面にあった和菓子屋「中村軒」で麦代餅(むぎてもち、右)と、よもぎだんご(左)を朝ご飯がわりにいただきました。なかなかのボリュームで、お腹いっぱい。
まだ寒い京都の朝。準備中だったのにもかかわらず、お店の奥の部屋に通され、ヒーターまでつけてくれた。横の中庭を眺めながら優雅なひと時を過ごせました。ほんとうにありがとうございました!

桂川
↑バスを下りて、桂離宮の入口まで桂川に沿って5分ほど歩きます。

桂離宮の入口
↑桂離宮の入口に到着。てか、Enteranceじゃなくて、Entranceですから!
宮内庁の人は一刻も早く直してください。恥ずかしすぎます。

桂離宮の集合場所
↑ここが集合場所。

実は知人が集合場所を間違え、集合時間はおろか、スタート時間を10分くらい遅刻したんですが、遅刻しても中に入れてもらえました。ありがたや。
離宮の中は、30人ほどの参観者にガイドの方が1人付き、案内してもらえます。

桂離宮

桂離宮 松琴亭
↑こちら、松琴亭という建物なのですが、この建物をはじめ、桂離宮は細部に至るまでめっちゃ凝ってる!

桂離宮 松琴亭
↑松琴亭のふすま。オシャレすぎるでしょ。

桂離宮 松琴亭
↑そんな松琴亭の軒下に腰掛けることができます。贅沢!

桂離宮 松琴亭からの眺め
↑こちらがその軒下からの眺め。もう、こんなの贅沢すぎるわ。

桂離宮 賞花亭の正面の橋

桂離宮 笑意軒
↑笑意軒という建物のふすまの引き手。なんと、矢の形。オシャレすぎ。

桂離宮 新御殿と中書院
↑高床式になってる書院。これにはちゃんと理由があり、昔、桂川が氾濫して浸水したため、このように床を高くしているのだとか。機能性も確保しているのね。

桂離宮 月波楼
↑月波楼という建物のふすま。

桂離宮
↑ここで桂離宮の参観終了。

約1時間にわたって、解説付きで離宮内を案内してもらえました。
これが無料だなんて、素敵すぎる。

予約がとりづらいのが難点ですが、季節を変えてまた訪れたいと思える場所でした。

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