泊まれる美術館、安藤忠雄建築のベネッセハウス・オーバル棟に宿泊してきた!
2017/01/02
私が初めて直島を訪れたのは2011年。仕事を辞めてこれから何をしようか悩んでいた私には、晴れの日に穏やかに波打つ瀬戸内海が沁みまくった。感傷的だったので余計に素敵な場所に感じたし、この場所をつくりあげた建築家の安藤忠雄をただただ尊敬。
それから5年後、ついに念願のベネッセハウスに宿泊してきたーーー!
安藤さんの建物に宿泊できるなんて
感激しすぎて鳥肌たった。
もともと結構イイお値段するので、ベネッセの株主優待券(3割引き)を利用してやっと庶民も宿泊できる値段に。ベネッセハウス宿泊したい人は、ベネッセの株を持ってる友人を探すべし。
ベネッセハウスの宿泊棟は全部で4棟(1992年にミュージアム、1995年にオーバル、2006年にパークとビーチがオープン)。
今回、私はどうしてもオーバルに宿泊したかった。なぜなら、オーバル棟にはオーバル棟宿泊者しか出入りできないから。そして、オーバル棟ってとても変わったつくりをしていて、池を囲むように部屋が配置されている。
【オーバル棟への行き方】
オーバル棟に行くには、ベネッセミュージアムの中に入り、2階からオーバル棟へのぼっていく専用モノレールに乗ります。その乗り場は宿泊者の鍵がないと入れません。
↑オーバル棟より。ミュージアムから5分、この緑のモノレールに乗ってたどりつく。
↑その名の通り、楕円形のオーバル。
↑オーバル棟を上から見るとこんな感じ。少し青くなってる3箇所、あそこがそれぞれのお部屋の扉です。
【オーバル棟スイートの全貌】
今回泊まったのは403のスイート。お部屋の中がまたスゴイ!!!
↑部屋に入ると飛び込んでくる景色がこれ。
いくらオーバル棟でも、靴を脱ぐ場所は特になかったです。そういうところは普通のホテルと一緒。でも扉のすぐ脇に荷物置きルームのような場所があったので、皆でそこに靴を置きました。
↑どうやって向こう側のテラスに出るかというと…
↑なんと、ボタンを押すとガラスの一部がゆっくりと下に下がってテラスに出れる仕組み。こんなの初めて見た。凄すぎ。
↑テラスにでるとこんな感じ。
↑テラスからは瀬戸内海の島々が。気持ちよすぎる。
↑ちなみにこんな山の上なので「夜はガラス戸を閉めないと虫入ってきます」とスタッフの方。
当然ながら大多数の人にとってこんな仕組みは初めてなので、モノレールの乗り方から何からすべてスタッフの方が案内してくださいました。
↑トイレ
↑バスルームはこんな感じ。ほんとにここオープンして20年もたっているのかと疑ってしまうくらい綺麗にメンテされてる。
↑アメニティはタイのスパブランドThann。これはポイント高い!
↑メイク落としもあった。
↑パジャマはさすがに普通だったけど。
↑お部屋にあったサービスのお菓子。
↑リボンがついてるシャンパンはホテルからのサービス!素敵!
あと、宿泊者には16:30頃からウェルカムドリンクのサービスがあります。それと、ミュージアムにある作品の解説ツアーが17:00〜17:45まで、パークにある作品の解説ツアーが20:00頃からどちらも無料であった。時間がある人はぜひ聞いた方がより楽しめると思います。
↑お夜食に人数分のおにぎりが届けられた。ありがたや。
翌朝の朝食ビュッフェは言うまでもなく美味しかった。
※オーバル宿泊者にはコンチネンタルブレックファーストがもともとついているのですが、パン数種類と飲み物くらいの簡単な朝食らしい。なので、2,613円/人を追加してビュッフェをつけることを強くオススメします。
ベネッセハウスの朝食ビュッフェは、豪華な食材を贅沢に使ってるというわけではないけど、地元でとれたものをメインにしっかりとどれも味付けされていました。私は過去にいくつかの都内のホテルの朝食だけを食べに行ったことあるけど、この朝食のクオリティで1人2,613円は激安。今まで食べた朝食の中でNo.1かもしれない満足度。とても幸せなひとときだった。
ちなみに宿泊した日はあいにくの雨。にもかかわらずこの感動と満足度。天気のいい日に宿泊しちゃったら、さらなる感動間違いなし。また来年も泊まりたいなぁ。次回はパーク棟かビーチ棟あたりでのんびりしたい。
※すべて2016年6月時点の情報です。