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私的おすすめ戦争映画トップ5はコレ!

      2018/09/01

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もうすぐ終戦記念日。
ということで、戦争ものの映画だけはわりと見てる私がオススメ戦争映画を5本紹介します。
夏休みの暇つぶしにどうぞ。

 

5位: Killing Fields (1984)

1970年代のカンボジア内戦の映画。これを見ると、ポルポト率いるクメール・ルージュの体制下の生活がどんなものだったかが、少しだけわかる。
当時の国の人口の約1/4(しかも医者や教師など大人が多数)が虐殺されたこの内戦のおかげで、今も隣国タイとは比べ物にならない経済発展の差をつけられている。
もっと詳しく知りたい方はぶ厚いですが、下記の本もオススメです。
参考:『ポル・ポト〈革命〉史』を読んでさらに謎が深まった件

 

4位: Life is Beautiful (1997)

ナチスの強制収容所を扱ってるので、一応戦争ものとして入れてみました。
とてもシリアスな題材を扱ってるのに、コメディに仕上がってるのがすごい。この映画で主演のロベルト・ベニーニはアカデミー賞主演男優賞を獲得しているんだけど、英語じゃない映画(この映画はイタリア語)で主演男優賞を獲得したのはこれが初めてらしい。
あんまり期待しないで見たら最後感動して泣いちゃったよ。

 

3位: The Redemption of General Butt Naked (2011)

リベリア内戦時にButt Nakedの名で恐れられた元指揮官・ジョシュアのドキュメンタリー。彼の部隊はその名のとおり全裸で戦うという奇行を繰り返し、内戦中に2万人以上の殺害に関与したことをTRC(真実和解委員会)にて告白するが、奇跡的に起訴を免れるジョシュア。内戦終結後は説教師として教会で神の教えをといたり、内戦時に傷つけた人たちに謝罪してまわっており、その様子を追った内容。
ジョシュアが謝りにいく人は、彼に家族を殺されたりしているわけです。しかも彼は起訴されなかったので、獄中で罪を償うことなく平然と街中を歩いてる。恨みをかいまくってるから、残された家族らから何度も暗殺されそうになってるらしいけど。命を狙われながらも生きて謝罪してまわることが、彼にとって一番の罪の償い方なのかもしれない。
このドキュメンタリー、どこまでも私の理解の範疇を超えてて、たぶん100回見ても理解できない気がする。
英語字幕しかないけど、下記Youtubeで全編見れます。

Vice Japanがリベリアについての動画をアップしてて、5/8からButt Nakedがでてるのでこちらもどうぞ。こちらは日本語字幕あり。

 

2位: Black Hawk Down (2001)

1993年にソマリア内戦時に起きたアメリカ兵とソマリア民兵の戦闘(モガディシュの戦闘)を映画化したもの。最大勢力アイディード派のキーマン2人を拘束する作戦を開始したアメリカ側。1時間で終わるはずだった作戦は、途中2機のブラックホーク(アメリカの軍用ヘリ)の墜落により予想外の市街戦へと突入する。
この映画、ここ数日の間にたぶん20回くらい見てる。ほかの映画とくらべるとメインのキャラクターが多すぎるし、みんな同じような髪型で見分けがつかないので、1回見ただけじゃ何がなんだかわからないんだけど、見ればみるほど味がでてくる素晴らしい映画。

 

1位: Blood Diamond (2006)

1990年代のシエラレオネ内戦と紛争ダイヤモンドの映画。映画の中では、無垢な少年がどのように洗脳され、少年兵となっていくかも描かれている。シエラレオネで採掘されるダイヤモンドは反政府グループの資金源となっているので、そういった紛争地からダイヤなどの鉱物資源を購入しないようにする取り決めが実際に行われた。私も「コンフリクトフリー」の概念をこの映画で知ったんだけど、そういう人は少なからずいると思う。一般にそういった事実を広めたという点でも、高く評価されるべき映画。

 

トップ3は全部アフリカが舞台なんだけど、アフリカが舞台の映画って意味わからなすぎて、ついつい見てしまう。
あと、アメリカのプロパガンダ的なものはどうかと思って、今回”Lone Surviver”は外したけど、最近見たものの中では抜群に良かったです。

ちなみにNetflixにあるのは2番目と4番目だけですが、Netflix視聴者の皆様は夏休みの暇つぶしにぜひ!
※追記 (2018/9/1) Black Hawk DownはNetflixで見られなくなったようです。契約終了ですかね。

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